『カレーは飲み物』
という有名な諺(?)があります。
日本人なら誰でも大好きカレーライス。
インドからはるばるやってきて日本人の嗜好にピッタリとアジャストされた日本のカレーは,誰もが納得の国民食です。
その中でもカレーを愛してやまない人たちにとっては,カレーはまさしく飲み物のように胃袋に収まっていくのでしょう。
でも,本当に飲み物のようなカレーもありますよね。
そう,スープカレー。
日本風にアレンジされたインドのカレーが,さらに寒さの厳しい北の大地・北海道で,身も心もポカポカになるようリアジャストされたのが札幌発のスープカレー。今ではラーメン屋さんよりもスープカレー屋さんの方が多いとか少ないとか。
そのスープカレー屋さんが新しく立山にもやってきました。
カレー食堂 コロポさんです。
元々は魚津市にあった知る人ぞ知る名店,コロポさんがこの度立山に移転されたので早速行ってきました!
店内は白の内装と木目の調度品で統一されていて,落ち着いた雰囲気です。
まだできて一ヶ月程ということなので,どこを見てもピカピカ。
お昼前に着いたのですが,すでにほぼ満席状態。すごいですね。
札幌で修行を積んだという若いご主人が提供してくれるスープカレーは,
あっさり椎茸・昆布スープ
さっぱりトマトスープ
まろやか豆乳・味噌スープ
の3種類。
それぞれやさい,とり,とりやさいをチョイスできます。
お値段はやさいととりが¥1000,とりやさいが¥1100です。
各種トッピングの追加と,ごはんとカレーの量,辛さの調節もできます。
今回はさっぱりトマトスープのとり&辛口と,あっさり椎茸・昆布スープのとりやさいをお願いしました。
まずはトマトスープのとり。
スープカレーはチキンレッグがまるごと入っているのが基本ですが,こちらのもしっかりと踏襲されています。
スープはわりとドロっとしているタイプ。
スープカレーの食べ方については意見が別れるところですが,札幌で教わった「豚汁感覚で食べるのよ」という教えのもとに,ご飯とスープを交互に頂きます。
お味はトマトの酸味と,(辛口を注文したので)スパイスがしっかりと効いていて,とても美味しいです。
チキンレッグもしっかり煮込まれていてホロホロ。木製のスプーンとフォークでも問題なく頂けます。
じゃがいもは歯ごたえを残しているタイプで、個人的には柔らかいじゃがいもをペースト状にしてスープの味に変化をつけるのも好きなのですが、これはもう好みの問題ですからね。
ご飯が玄米なのもgoodです。
夢中でバクバクと食べてしまいました。
お次はあっさり椎茸・昆布スープのとりやさい。
こちらも基本に忠実な,素揚げした野菜がトッピングされています。
お野菜を追加しても+¥100というのは良心的ですよね。
トマトスープとは一転,こちらはサラサラのスープ。
椎茸と昆布出汁のスープカレーは初めてですが,想像通りの優しい味。
カレー風味の美味しいスープを頂いている感じです。
とは言っても,やはりもう少しスパイスのパンチが欲しいところ。
そういう人のために,テーブルにはしっかりとスパイスが準備されています。
では,遠慮なく追いスパイス。
これこれ,やはりスープカレーはスパイスをきかせてナンボの世界。
おかげでとても美味しく頂きました。
今回は試せませんでしたが,まろやか豆乳・味噌スープも気になりますよね。
ちなみに,どうしてもカレーでスープは許せない!というこだわりの方のために,普通のカレー(トマト味)もしっかりとメニューにありました。
札幌で生まれ,成長したスープカレー。
その本場の味をきちんと引き継ぎながら,独自の味もしっかり出しているコロポさん。
営業時間は11:00から17:00まで。
これから寒い冬がやってくる立山。
身も心もお腹もポカポカになるために,カレー食堂コロポさんにぜひお越しください。