前作「剣岳 点の記」が非常に高い評価を得たので次回作を期待する声が高まり、撮影に至ったとのことです。確かに、「点の記 剣岳」での山の雄大な景色は素晴らしかったです。なかなか簡単に行ける山ではないので、映画館の大画面で壮大な山からの風景を見ると”登山したつもり”になることができて大満足でした。
ロケはもちろん立山で行われました。なので友人たちの中にも「ロケ車にすれちがった!」「サインもらった!」などなど遭遇エピソードがあり、とても身近な映画に感じました。なんといっても知っているところ行ったところがたくさん出てきたので普通見ている映画とは違った楽しみ方ができました。
せっかくなのでロケ地を訪問してみましょう!
映画「剱岳 点の記」ロケ地を訪ねる~立山町 岩峅寺(いわくらじ)駅
映画の中で見る明治時代の富山駅のシーン。そのロケ地に選ばれたのが富山地方鉄道「岩峅寺駅」。風情豊かな駅舎が印象的。木村大作監督は、岩峅寺駅について「資料を見ても、当時の木造の富山駅の雰囲気があった。よくぞ、壊されずに残っていてくれた」と話したそうです。
実はわたしは高校時代毎日この駅で、通学していました。冬にはレトロなストーブを出してくれて電車待ちのあいだそこで温まったことを思い出します。駅のホームの柱や改札も木造で、本当にそのまま映画に使えるレトロさでした。
撮影を見学することができたのですが、岩峅寺駅のレトロさがいかされて見事に明治時代の富山駅に生まれ変わっていました。人も空気もすっかりそこは明治時代。自分がまるでタイムスリップしたように感じました。映画の中でみると上手にもっと大きい駅のように撮影してあってすごいなぁと思いました。
↓映画撮影時の貴重な写真が岩峅寺駅構内に展示されている。(2009/2現在)さいしょのデッサン図から、俳優・エキストラの撮影シーンの様子なども。
映画「剱岳 点の記」ロケ地を訪ねる~その2、上市町 大岩館
次なるロケ地は、ノスタルジックな外観が印象的な「大岩館」です。明治時代、立山町の芦峅寺の宿坊を見立てて映画の中で登場します。
場所を訪れると、大岩館の前を測量官柴崎芳太郎(浅野忠信さん)と案内人の宇治長次郎(香川照之さん)が連れ立って歩いていくのが見えるようです。
なんといってもそうめんが美味しいので有名です。当時の雰囲気を感じつつ食事することができます。
HP→料理旅館 大岩館
<さいごに>
ロケ地に選ばれたところは、どこも懐かしく時代を感じさせつつも古さゆえのお洒落さを感じさせます。いまでも人々に愛され利用されている、そんな場所です。。ぜひ”ロケ地めぐり”してみませんか。