秋って,いつの間にか秋になってませんか?
雪がとけていき,少しずつ暖かくなり,緑が芽を出してくると,春だなぁ。と感じます。
夏の到来はわかりやすいですよね。近年特に。
初雪と,立山の初冠雪の便りは否応なしに冬への身支度を急がせます。
でも,秋って,なんとなぁく,いつの間にか,「あ,秋だ」ってなるんですよね。
何が言いたいのかというと,紅葉ですよ。
紅葉のタイミングって難しいですよね。
ちょっとでも気を抜いたり,タイミングを外したりすると,せっかくの紅葉を見逃してしまうこともしばしばです。
そんなわけで,今年は気合を入れて,盛秋の黒部峡谷へ行ってきました!
トロッコ観光については,直近の別トピックをご覧頂くことにして,今回は黒部峡谷鉄道の見どころを,紅葉の景色と共にお届けしたいと思います。
まずは出発点,宇奈月温泉周辺。
ふもともすでにご覧の通り,錦秋です。
山とトロッコの車両が同じ色。
トロッコ鉄道最初の見どころ,山彦橋。
その橋の上を,実際はこんな風に走ってます。
続いて見えてくるのが,新柳原発電所。
紅葉がヨーロッパ的な雰囲気を佇ませる建物を引き立てています。
これは猿橋。
何とさる専用の吊橋で,ダム建築後も猿が対岸に渡られるように架けられました。
さる専用につき,手すりはありません。
渡るにはおさるさん並みの敏捷性が必要です(人間は渡れません)。
どんどん行きましょう。
トロッコ鉄道は黒部川沿いを進んでいきます。
これは途中駅の黒薙駅の先にある,後曳橋(あとびきばし)。
沿線上,最も険しい谷にかかる橋で,あまりの谷の深さに入山者が後ろに引き下がったことから,後曳橋と名づけられたそうです。
そのすぐ近くには水路橋も見えます。
今でも現役なんですよ。
黒部川には幾つものダムがあります。
その一の出し平ダム。
山の赤と,ダム湖の青との対比が綺麗ですよね。
トロッコは紅葉の中を更に進みます。
黒部川第二発電所。
正面から見るとモダンな佇まいなのですが,今回は紅葉を優先してのこのショット。
実際にどんな建物なのかは,ぜひご自分の目で確かめてみて下さい。
この先から終点の欅平駅(けやきだいら)まで,まだまだ美しい光景が待ち受けています。
さあ,いよいよ欅平駅に到着です。
ホームには,作業用の車両も停車していました。
ここから先は自由に散策を楽しむのですが,まずは駅屋上の展望台から欅平の一番の見どころ,奥鐘橋(おくかねばし)を眺めます。
絶景。
その後,初秋の黒部峡谷トロッコ①まずは足湯のトピックにならって,まずは足湯に行こうとしたのですが,なんと冬季閉鎖中!
残念。
でもそこからは先程の奥鐘橋を見上げることができます。
この景色を見ることが出来ただけでも良しとしましょう。
続いて初秋の黒部峡谷トロッコ②足早にの通り,猿飛峡(さるとびきょう)を目指します。
が,しかし何と! 猿飛峡も冬支度のために途中で通行止め。
残念無念。上のトピックにあげられている猿飛峡の写真にオレンジのフィルターを通して,想像上の紅葉を楽しんで下さい(涙)
仕方がないので引き返し,もう一つのスポット,人喰岩にチャレンジ。
こちらは問題なく楽しめました。
人喰岩から駅方向を眺めます。
いかがでしたか?
足湯や猿飛峡は残念でしたが,秋深い黒部峡谷を十分に満喫出来ました。
紅葉はまだギリギリ残っています。
今年まだ紅葉を眺めていない方,久しぶりにトロッコに乗って秋の山の景色を味わうのはいかがですか?
そしてもちろんトロッコ未経験の方はこの機会に,トロッコで行く黒部峡谷の旅を楽しんで見て下さい。
室井滋さんと一緒に,ずっとお待ちしています(この意味はトロッコに乗ると分かります)。