もうすぐゴールデン・ウィークですね。
29日から9連休,という方も多いかもしれません。
せっかくのまとまった休みですから,国内外問わず旅行や観光に出かける人も多いでしょう。
そんなGWのプランの一つとしてお勧めしたいのが,『立山での春スキー』です。

「え,春の立山って言ったら雪の大谷でしょ?」

そう,そのとおり。
4月から6月にかけての立山は20m近い雪の壁がそびえ立つ,雪の大谷が一番の観光ポイントになります。
(雪の大谷についての詳細は2017 雪の大谷見どころ・案内情報まとめの記事をご覧ください)
でも実はその『雪の大谷』の上を滑っちゃおう!というのが今回の趣旨。
一体どういうことなのか?ご案内しましょう!

立山での春スキーは初心から上級者まで色々な楽しみ方がありますが,今回は初めての方のために春山スキー場車券を利用する方法をご紹介します。

 

【期間】
4月22日(土)~5月7日(日)までの毎日

【発売箇所】
弥陀ケ原駅、天狗平駅(天狗平山荘)
※発売駅までは別途運賃がかかります。

【発売額】
おとな 1日券 2,000円
こども 1日券 1,000円
※スキー、スノーボードは事前に保護ケースに入れてお越しください。
※保護ケースをお持ちでない方へは、駅にて簡易カバー(袋)をご購入いただくようお願いしています。
(スキー・スノーボード兼用簡易カバー:300円/税込)

【通用区間】
弥陀ケ原~美松~天狗平の区間

 

まずは普通に雪の大谷を楽しめる室堂(むろどう)駅を目指します。
立山駅から室堂までの往復券を購入し,いざ出発。
立山駅から美女平駅まではケーブルカーを利用し,美女平からはバスに乗り換えて室堂を目指します。
途中,バスは弥陀ヶ原(みだがはら)駅と天狗平駅を通過して室堂に到着です。
そう,このバスをリフト代わりに使うのが立山春スキーの一般的な楽しみ方です。
天狗平駅で下車してスキー乗車券を購入しても良いんですが,せっかくなので先に室堂まで行っちゃいましょう。
室堂駅で板や道具を預けて,まずは雪の大谷見学。
今年は雪も多いのでこんな景色が見られるはずです。

 

 

雪の大谷を満喫したら,室堂駅に戻りましょう。
おそらく,雪の大谷の上を行くスキーヤーの姿が見られたはず。
そう,今度はあなたの番です。
室堂駅からスキーで天狗平まで向かう道のりは構内にも案内があるので,すぐに分かると思います。
案内が見当たらなければ,係員に尋ねれば親切に教えてもらえますよ。

では,いよいよスキーです。
もちろんボードでも良いんですが,なにせここはゲレンデと違って自然の山。
途中は上りがあったりしますし,とくに室堂駅周辺は滑るというよりもスキーを使っての移動というかたちになります。
ストックのないボードではちょっと辛いかもしれません。もちろんボーダーもしっかり楽しんでいますけどね。
室堂駅からさらに雄山を目指す本格的な山スキーヤーや,Tバーの設置されている雷鳥沢キャンプ場方面を目指す人もいるかと思いますが,初めての方はまず天狗平駅を目指しましょう。途中にはポールも立っているので迷う心配も少ないはずです。
もちろんそれでも十分に楽しめます。
何しろ眼前に広がるのはこんな景色ですから。

 


分かりますか?真ん中の小さな点がなんと人間です。
ゲレンデでは得られない,壮大なスケールの山と,空と,雪。

 

 

剱岳をバックに滑ると自分の小ささと,自然の大きさを否応なしに突きつけられます。
雪質は天候にもよりますが,ザラメに近いことが多いかもしれません。
でも,この景色の中で滑る,それが山スキーの醍醐味ですよね。

 

 

この人の手の入っていない斜面を滑るのを想像しただけでワクワクしませんか?

もちろん,ゲレンデではない山でのスキー,ボードには色々注意点があります。
まずは天候。山の天気が変わりやすことは言うまでもありません。特に春先はガスも出やすく,突然の視界不良が起きることもあります。そんな時には無理をせずにじっと天候の回復を待つか,山小屋などへ避難してください。
装備も大切ですね。春山だからといってあまりにも軽装だと,いざという時に困ります。それと食料。当たり前ですが途中に売店などはありませんので,お昼の用意や,万が一に備えてチョコレートなどを持っておくと安心です。
運が良ければ途中,雷鳥などを見かけることが出来るかもしれません。でも立山は雷鳥の保護地区です。危害を加えないようお願いします。
それと必ず二人以上で行動するようにしてください。山ではいつ何時何が起きるかわかりません。怪我の心配もありますし,一人では救助を呼ぶことも出来ません。また遭難に備えて地図やコンパスも準備してください。

このように色々と注意すべきことはありますが,しっかり準備して安全に気をつけて滑れば,ゲレンデでは得られない爽快感と大迫力の自然を満喫することが出来ます。
本場ヨーロッパの山脈にも引けをとらないと言われる立山の春スキー。

今年のGWは春スキーで立山に行こう!