いよいよGWです。
旅行の計画を進めている方も多いと思います。
一方,ギリギリまで忙しくて予定はまだ何も立てていない,という方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんなあなた,今年のGWは富山に遊びに来ませんか?
この時期の富山は立山の雪の大谷や砺波のチューリップフェア,新緑に包まれる世界遺産の五箇山合掌造り集落など,見どころ沢山です。
でも中には,
「新幹線が通ったのは知っているけど,富山ってどうやって行くの?そもそもどこにあるの?」
という人がいるのも悲しい現実。
そこで今回は東京と大阪方面からどうやって富山に行けば良いのか?2017年版の最新情報をお伝えします!
まずは東京方面から富山への行き方のご案内です。
東京から富山に行くには新幹線,飛行機,バスを使うのが主な方法です。
順番に見ていきましょう。
まずは新幹線です。
【新幹線を使って富山に行く方法】
2015年3月14日に待望の北陸新幹線が開業し,東京から富山への距離がグッと短くなりました。その所要時間は2時間10分。
映画を見る時間で映画のような世界に行くことが可能です。
そのメリットは何より乗り換え不要,一本で富山に行ける便利さでしょう。
運賃は,
東京-富山
普通指定席12,730円
グリーン車17,360円
グランクラス25,580円
東京-新高岡
普通指定席13,580円
グリーン車18,210円
グランクラス26,430円
東京-黒部宇奈月温泉駅(指定席:11,860円)
東京-糸魚川駅(指定席:11,000円)
となっています。
グランクラスというのはグリーン車の上を行く,新幹線のファーストクラス。中はこんな感じです。
まさにファーストクラスのような座席。
和・洋から選べる軽食にお菓子もいただけて,アルコールも含めた飲み物はなんと飲み放題です。
2時間で着いちゃうのがもったいないくらいですね。
運行本数は
かがやき(停車駅の少ないもの)1日10往復
はくたか(停車数の多いもの)1日14往復
となっています。
最新の時刻表はこちらをご覧ください。
続いて飛行機です。
【飛行機を使って富山に行く方法】
現在東京から富山に向かう定期便はANAのみ。
羽田-富山きときと空港の利用となります。
そのメリットはやはり所要時間の短さ。
羽田空港から富山きときと空港までは約1時間のフライトです。
一方デメリットとしてはやはり自宅から空港,そして富山市内へのアクセスでしょう。
羽田空港までは交通の便が整っているので問題ないと思いますが,富山きときと空港から富山市内へはシャトルバスやタクシーの利用が必要となります。
運賃は通常料金が片道¥24,890。早期予約の「旅割」を利用した最安値は¥10,290です。
運行本数は以前は1日6便でしたが,新幹線に押されて現在は1日4便での運行となっています。
詳しい時刻表,運行予定表についてはこちらをご覧ください。
最後はバスです。
【バスを使って富山に行く方法】
高速バスを使って富山に行く最大のメリットはやはりその安さ。
日付にもよりますが,大体4000円~7000円ほどで富山に行くことが可能です。
当日便になりますが,最安で1,940円というのを見たこともあります。
一方デメリットは時間と安全性でしょう。
新宿や池袋を出発する高速バスだと片道約8時間。また深夜バスだと安全性が気になります。最近は各バス会社とも安全性の向上にはさらに気を使っていますからそこまで心配する必要はないかもしれませんが,やはり気にされる方も多いかもしれませんね。
しかし一方でバス会社によっては富山市内だけではなく,高岡や砺波などで下車も可能のため,目的地によっては十分検討の余地もあると思います。
高速バスの予約はネットが便利です。
色々なサイトがありますが,例えばこちらなどは参考になるかと思います。
では今度は関西方面から富山に行く方法もご紹介しましょう。
【電車を使って大阪から富山に行く方法】
北陸新幹線の(現在の)終点は金沢駅。よって大阪から鉄道で富山に行くには新幹線ではなく特急のサンダーバードを使うのが一般的です。
しかしここで問題が一つあって,以前は一本で富山に行けたサンダーバードが現在は一度金沢で新幹線に乗り換える必要があります。
この乗換をデメリットと見るか,もしくは金沢ー富山分だけでも新幹線に乗れる,その分早く着けると見るかは人によるでしょう。
所要時間は約2時間55分。乗り換えを含めても以前より約5分早くなりました。
運賃は
新大阪-富山駅(指定席)8,910円
京都-富山駅(指定席)8,370円
となっています。
詳しい時刻表についてはこちらをご覧ください。
現在関西方面から富山きときと空港に発着する便はないため,残る行き方はバスになります。
【バスを使って大阪から富山に行く方法】
実は個人的にはバスで関西と富山を行き来するのはお薦めの方法で,その理由は料金が安いこと,そして比較的早く到着できることです。
特急サンダーバードを使って大阪から富山に行く場合,運賃は約9000円,所要時間は約3時間。
一方,高速バスで大阪から富山に行く場合は運賃は約半額,そして所要時間はおよそ5時間ほど,約2時間位しか変わりません。
バス会社としては富山地方鉄道が運営する地鉄バス(実際の運行は阪急バス)が便利で,3列シートのゆったりバスが朝・昼・夕方・深夜の1日4便がそれぞれ往復しています。
地鉄バスのHPはこちらを,阪急バスでの予約はこちらのHPをご覧ください。
いかがですか?
東京からも大阪からも富山がグッと身近に感じられたんじゃないでしょうか?
そしてこの時期もし富山を訪れるなら,ぜひ召し上がっていただきたいものがあります。
それが今まさに旬真っ只中の『ホタルイカ』です。
体から青白い光を発するホタルイカは富山湾を代表する旬の食材です。
またこの時期,タイミングが合えば産卵を迎えたホタルイカが海岸線に打ち寄せる『ホタルイカの身投げ』も見ることが出来るかもしれません。
晴れていて海が穏やかな新月の夜,産卵を終えたホタルイカが力尽きて海岸線沿いに打ち付けられ,まるで波が光っているかのように見えるその景色はまさに神秘的の一言。
もちろん美しいだけではなく,食べても美味しいのがホタルイカです。
きっとこのようなホタルイカの釜揚げを召し上がったことがある方も多いかもしれません。
でも,ホタルイカ一番の食べ方は「お刺身」です。
この時期にしか獲れないホタルイカを新鮮な内に頂くホタルイカの刺し身は,やはり富山に来て食べて頂くしかありません。
体内に少量の毒素を蓄えているため,生では食べられない内蔵を取り除いたホタルイカの身は,口に入れると舌に吸い付くかのような薄さと食感,そしてしっかりとした甘みを感じることが出来ます。
また下足を使った『竜宮そうめん』は,これだけを食べる人もいるというほどの美味しさです。
新幹線の開通で日帰りも可能になった富山。
この旬のホタルイカを食べるためだけに富山に来ても絶対に損はさせません。
GWの予定がまだの方,ぜひ富山に遊びにいらしてください。
GWも富山に行こう!