2014年11月18日

立山カルデラ秘境の旅 その九 「天涯の水~帰路」

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    楽しかった学習会も、もうすぐ終わりです。 バスは帰路へと向かいます。途中「天涯の水」と呼ばれる湧き水が飲めるところに寄りました。 とても冷たくおいしいです。生き返るようです。

「天涯の水」の目の前には美しい山々が迫っています。

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帰り道、バスから見た真川周辺の紅葉。

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有峰ダムで最後の休憩。

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バスは無事博物館に到着。

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今回参加した体験学習会、本当に楽しく勉強になりました。 立山カルデラの歴史や自然について学び新たな立山の魅力にふれることができました。 同時に土砂災害から私たちを守る為に、カルデラ内で一生懸命働いておられる作業員の方に感謝しなくてはと思いました。 取材を許可していただいた、立山カルデラ砂防博物館の皆様にこの場をおかりして心から感謝いたします。

▼立山カルデラ体験学習会について
カルデラ

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2014年11月18日

立山カルデラ秘境の旅 その八 「立山温泉跡地」

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次はいよいよ立山温泉跡地です。 森林の中を少し歩きます。

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立山温泉跡地の詳細

この温泉は1580年に発見されたと伝えられています。夏場には500人もの客でにぎわったそうです。 安政5年(1858年)、この温泉地に大地震がありました。その結果、鳶崩れ(とんびくずれ)という大規模土砂崩れが発生、立山温泉は数10mの土砂に埋まり壊滅しました。 このとき入浴に来ていた30余人が犠牲になっています。

明治ごろになって再び立山温泉は復活し、たいへん繁盛していたようです。 残念なことに1969年、大雨によって登山道が流され、73年に閉鎖、79年に建物は焼却されました。

立山温泉の跡地です。浴槽がまだ残っています。

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立山温泉の湯は消化器や神経系に効くとされます。水で割ると効能が薄くなるというので、 60度の湯を自然に冷まして入ったそうです。

▼こちらが男湯です。
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▼こちらが女湯です。
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タイルを撮ってみました。
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隣には休憩所があります。ガイドの方がおっしゃっていたように、ここから見る景色は絵画のように風流です。
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立山温泉跡地は、自然の厳しさや、自然の力の前には人間がいかに無力かを私たちに思い起こさせてくれます。

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なごりおしくもそろそろ帰り道です。

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2014年11月18日

立山カルデラ秘境の旅 その七 「神秘の池・泥鰌池」

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さてバスは、泥鰌池・立山温泉跡地へと向かいます。 この場所は私自身一番楽しみにしていたところです。期待で胸が躍ります。 立山温泉跡地入り口に到着しました。

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この辺りは熊の生息地なので(汗)、ガイドの方が鈴をならして、一緒に歩いていきます。なんと!熊よけスプレーも携帯しておられました。使わないことを祈りつつ、歩いて行きます。

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最初に、このつり橋を渡って泥鰌池に向かいます。
ものすごい高さです。スリル満点です。 つり橋は少し揺れますので、慎重に歩いていきます。

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つり橋を渡った後、こんな木道を歩いていきます。あともう少しで泥鰌池です。

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見えてきました。何て美しい池なんでしょう!
ひっそりと静まりかえった森の中に、神秘的に佇んでいる泥鰌池。
水面は美しく輝き、まるで宝石のようです

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池にきれいに映る山々の美しい紅葉に目を奪われます。
水面が水晶のように透き通っています。

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泥鰌池の詳細

この池は、安政5年(1858)の大地震によって崩れた鳶(とんび)山の土砂が、湯川をせき止め、その堰が決壊した後に残ってできた池です。 湯川谷の標高1,335mの地点にあります。 池の大きさは、長径190m、短径110m。 昔、立山温泉の経営者たちは、食料としてこの池にフナやニジマスを放流したり、池に小舟を浮かべて船遊びをして楽しんでいました。 今では、立山温泉はありませんが、放流したフナやニジマスは自然繁殖し、それらを求めて鳥や獣が集まり、命豊かな池となっています。

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名残惜しいですが泥鰌池を後にします。帰り道、先ほど通ったつり橋から写真を撮りました。下に見える川は”湯川”です。

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旅も終盤、次は幻の温泉です。

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2014年11月18日

立山カルデラ秘境の旅 その五 「六九谷展望台」

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六九谷展望台に行く途中、バスの車窓有峰トンネル西口からは、柱状節理がよく見えます。柱が何本も重なっているかのようなこの風景は、吹き出した溶岩が急激に冷やされたためにできたものと考えられています。

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次に見学するのは六九谷展望台です。1969年8月の豪雨で崩れた谷。発生した年からこの名前が付けられたようです。 ここから鳶崩れの大崩壊によって生じた地形を全体的に見渡すことができます。
”鳶崩れ”というのはペリーの黒船が到来した時代頃の安政の大地震により引き起こされた大規模な崩落です。大鳶山と小鳶山が崩れて完全に消滅しました。日本三大崩れのひとつとされています。

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展望台からは崩れた谷の生々しい爪あとを見ることができます。自然の力を前にすると人間はなんと無力なんだろうと思います。同時に危険のともなう砂防工事のおかげで私たちは、土砂災害などの被害から守られているので、感謝しなくては思いました。

つぎは、湯川第12号砂防堰堤です。

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2014年11月18日

立山カルデラ秘境の旅 その四 「白岩下流展望台」

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さてここからはバスに乗ります。 作業員専用の狭い道路です。
さすがにカルデラ内、道路隅には小さな落石が所々に落ちています。

白岩下流展望台に付きました。川面からは250mもの高さとのこと。 東京タワーの展望台の高さと同じです!ものすごい高さです。ここからは、日本一の高さを誇る白岩砂防ダムが見えます。

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白岩砂防ダムは立山カルデラの出口付近に造られた高さが63mの砂防ダム(日本一の高さ)です。 7基の副ダムを合わせると、落差が108mもあります。このダムが支えている土砂の量は、実に100万立方メートルもあります。 今も崩れてくる土砂が一気に流れでないように大切な役割を果たしています。1931(昭和6)年に着工し、1939年に完成しました。 砂防の父と呼ばれた赤木正雄博氏が計画しました。

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はるか遠くにさきほどと通った水谷平が見えます。
(画像は望遠レンズを使いました。)

つぎは六九谷展望台です。

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2014年11月18日

立山カルデラ秘境の旅 その三 「トンネル~天涯の湯」

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水谷平で昼食を食べた後、トンネルをくぐります。 中に入るとひんやりとした空気。
懐中電灯をつけてちょっと冒険気分です!

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トンネルを抜けるとそこは・・・天涯の湯がありました。天涯を辞書で調べてみると” 空のはて。また,非常に遠い所”とあります。まさに立山カルデラの秘境に存在する温泉にぴったりの名前です。
砂防工事で働く方たちの、癒しの湯です。

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わたしたちは足湯を体験させていただきました。みんな気持ちよさそう♪

次は日本一の高さを誇る白岩砂防ダムへと向かいます。

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2014年11月18日

立山カルデラ秘境の旅 その二 「水谷平に到着」

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終点、水谷平に到着しました。トロッコをおりると周り一面紅葉しており、その美しい景色に目をうばわれました。駅のすぐ横には、水谷の滝があります。

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駅を降りた横にこんな滝があるなんて、感動です。
水谷平は砂防工事の基地です。多くの作業員が働いておられます。 昭和16年からここに砂防工事の基地がおかれているそうです。6月~10月の工事期間中は250名ほどの村ができます。

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次はトンネル探検!?です。

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2014年11月14日

立山カルデラ秘境の旅 その一 「出発!トロッコ乗車」

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カルデラ砂防博物館前でわくわくしながら待っているとトロッコが来ました!。
レトロで可愛い3両編成のトロッコ。中は少し狭いですが、1シートに3人座れるほどのスペースがあります。席は先着順です。
乗車してしばらく、動き始めました!ゆっくりゆっくり前に進んでいきます。 トロッコが前に動き始めて数分、突然後ろにバックし始めました。

「ええーなんで戻るの!?」

と思いましたが、これが噂のスイッチバッグなんですね。

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ガイドブックには、こうありました。
「スイッチバック 列車が急斜面をのぼるために、前進後退を繰り返しながら進む。全部で42段あり、特に樺平では高度差約200メートルを連続18段で登っていきます。(世界一)」
トロッコ列車は、スイッチバックを繰り返しながら、距離約18キロ、標高差約640メートルを約1時間45分かけて登っていきます。上りスピード時速18キロ、下り時速15キロで進んでいきます。

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トロッコからみる景色は素晴らしいです。残念ながら左端に座っていたので、あまり写真をとれませんでしたが、右窓から見る景色は圧巻です。美しい川、広がる山々、そして数々の砂防ダム・・・言葉では言い尽くせません。
※砂防博物館からお乗りになる方は、進行方向の右端・窓側に乗ることお勧めします。そうすると素晴らしい景色を思う存分味わうことができます。

最後のトンネルを抜けた時トロッコは一旦停車し降りて景色を楽しみました。

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次は水谷平です。

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2014年11月14日

トロッコで行く立山カルデラ秘境の旅

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皆さんは、立山カルデラをご存知でしたか?

立山黒部アルペンルートのすぐ隣に、立山火山活動とその後の侵食によって作られた立山カルデラがあります。カルデラはポルトガル語で鍋という意味で、火山の活動によってできた大きな凹地のことだそうです。立山カルデラも、ちょうど深い大鍋のようになっているのが下の写真からも分かると思います。

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↑この地図写真は立山カルデラ砂防博物館パンフレットより

立山カルデラはまさに立山の秘境です。というのも、普段は一般の方は立ち入り禁止で、許可された人しか通ることが出来ないからです。
それもそのはず、未だに崩落の危険がありますし、流出すれば富山平野が1 – 2メートルは埋没してしまうといわれるほどの大量の土砂がカルデラ内に残っているので各所で100年以上も続く砂防ダム工事が行なわれ続けています。

でもこのカルデラ内に訪れることができるツアーがあります!それは立山カルデラ砂防博物館が行なっている、 「立山カルデラ体験学習会」です。2008年に特別に取材許可を頂き、このツアーに参加させていただきました。 カルデラ内にある豊かな自然、土砂災害から私たちを守る巨大砂防ダム、今や幻の立山温泉の跡地、神秘的の池、・・・魅力いっぱい冒険心をくすぐるこの体験ツアーの様子をお伝えします。

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▼立山カルデラの訪れた所を番号順に紹介していきます。
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▼立山カルデラ体験学習会について
カルデラ